【口臭物質】特有の悪臭を持つ低分子化合物VSCとは? 口臭の検査方法は?

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口臭物質という言葉をご存知でしょうか?。口から出る空気の中には100種類以上の物質が含まれています。その中で硫黄を含む特有の悪臭を持つ低分子化合物VSC(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)を、口気悪臭の主要物質とされています。

 

悪臭の原因となる物質はVSCと総称します

口臭の中に含まれる特有の悪臭を持つ化合物を揮発性硫黄化合物(VSC)と呼び、これが悪臭の原因になっています。VSCは、生活環境を守る悪臭防止法で定められた22の悪臭物質に含まれ、排出水における特定悪臭物質にも指定されているという強烈なものです。具体的には、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド(硫化メチル)などが該当し、特に硫化水素、ジメチルサルファイドが強烈な臭いを発します。

 

口臭の検査方法は?

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口臭の強さを把握するためには、特別な検査方法を用いて測定を行います。

官能試験

これは第三者に口臭の強さを判定してもらう方法です。訓練を受けたパネラーと呼ばれる試験管の嗅覚で口臭の強さを判定してもらいます。客観性を保つために、1人でなく複数人に試験をしてもらい、悪臭を段階的に評価してもらいます。どちらかと言うと主観的な試験方法です。

ガスクロマトグラフィによるVSC成分の測定

ガスクロマトグラフィは口気を化合物レベルで分解し、濃度を測る方法です。ガスクロマトグラフィはVSC(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)の各成分の濃度を感度と精度がよく測定できる方法ですが、測定機器がかなり大きく一般の病院では滅多に設置されることはありません。

可搬型機器を用いた口臭測定

動かすことが可能な口臭測定器を用いた方法です。MSハリメーター(インタースキャン社)、ブレストロン(新コスモス電機社)、オーラルクロマ(アビリット社)などの製品があります。これらは分かりやすく数値が表示され、治療による改善度合いなども評価することができるため大変重宝されます。なお、オーラルクロマは先述のガスクロマトグラフィの原理を利用した機械であり、持ち運べるように簡略されています。

いずれも普段の生活では利用する機会はほとんどありませんが、こういった方法がある、ということだけでも参考にしていただけますと幸いです。

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