口腔乾燥とは? 唾液分泌の低下により口臭が生じる病気

口腔(こうこう)とは口の中全体を指し、歯・唇・歯ぐき・舌など全てを含みます。口腔の乾燥は口臭の主な原因となり、多くの人を悩ませる症状として認識されており、医学や看護の現場でも注目されています。

 

口腔乾燥の概要・口臭との関係

唾液は口内の組織を保護したり、口臭を抑える重要な働きをしています。また、食物の消化にも役立つなど全身の健康を保つ役割を果たしています。口腔乾燥とは、文字通り口の中が乾くことを指しますが、唾液の分泌量が低下したり、口腔粘膜が乾きやすくなっていることで生じます。

口腔が乾燥することで唾液の分泌が減り口臭が悪化します。唾液は口内の細菌を減らす効果があるため、不足してくると細菌が増殖するため、口臭の悪化へとつながります。

 

口腔乾燥の頻度・自学症状

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10~99歳の1418名にヒアリングした結果、口腔乾燥の自覚症状を持つ人は16.6%、ときおりそのような症状を覚える、と回答した人は42.9%になりました。特に、高齢者になるとこの割合は増加する傾向があります。65歳以上の高齢者では27.6%、軽度な症状を含めると56.1%にも上ります。男女別の発生頻度を見ると、男性は39.8%、女性は44.3%になりました。これより、性別による差異はあまりないように見られます。

口腔乾燥は、老化により生じるとされていましたが、近年の研究では、老化による違いは明確に確認できない、という報告が多く、服用している薬剤や体調に影響を受けている場合が多いと考えられます。高齢者では、この口腔乾燥を年齢のせいと感じている場合も多く、臨床的に口腔乾燥と判断されても、約2割は乾燥感を自覚していないことが分かりました。一方、口腔粘膜に唾液が正常に分布していると判断されたものでも、乾燥感を自覚する人が約16%もいる、という報告もあります。よって、口腔乾燥は唾液量だけでなく、色々なものが関係していると考えられます。

さらに、食生活や生活習慣の変化などにより、冷え性や水分代謝機能の低下なども関連しているケースがあります。これらは一般的に気づきにくいため、気づいたときには様々な唾液分泌低下の症状に悩まされていることが多いです。

このように口腔乾燥は多くの原因から生じます。細かな内容については別記事にて詳しく説明したいと思います。

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