唾液の分泌を阻害し口臭の悪化につながる口腔乾燥の主な原因

唾液の分泌量が少なくなると口が乾燥し、口臭が悪化する原因となります。具体的には、口内の粘膜を十分に保湿できる唾液量が分泌されず乾燥が生じることになります。口腔乾燥に繋がる主な原因を見ていきましょう。

 

口腔乾燥の主な原因

口腔乾燥には色々な理由がありますが、その代表的なものを見ていきましょう。

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薬剤による副作用

体液の減少を促進させる薬剤や抗分泌作用を有する薬剤などを服用していると、副作用として唾液分泌を抑制してしまうことがあります。また、口腔機能低下や飲水行動制限に影響する場合も口腔乾燥を促してしまいます。薬剤による副作用は患者によってg発生するまでの期間に個人差があることが特徴です。

口腔機能低下

唾液腺や唾液分泌機能が正常であっても、義歯不適合や麻痺などで口腔機能が影響を受けると、唾液の分泌量が低下します。

放射線障害

頭の部分に放射線を浴びて唾液腺が障害を受けた場合に発生することがあります。やや特殊な例です。

体液の異常

発汗や脱水などで体液量が低下すると、恒常性を維持するために唾液腺からの分泌量が低下することがあります。嘔吐や下痢、出血などで体液が減少してしまった場合も同様の症状が見られます。

全身性疾患

糖尿病やシェーグレン症候群(自己免疫疾患の一種であり、涙腺の涙分泌を障害、唾液腺の唾液分泌などを障害する。40~60歳の中年女性によく発生します)があると、口腔乾燥が生じやすいです。ただ、糖尿病であっても血糖値をうまく制御している場合は、口腔乾燥が生じないという報告もあります。そのほかにも、腎障害などを煩っている場合にも発生します。

口呼吸

唾液量は正常なのですが、鼻で息をせず口呼吸ばかりしていると乾燥が生じます。また、いびきや睡眠時無呼吸症候群の患者は、夜間や起床時の口腔乾燥感が強くなります。

部屋の乾燥

エアコンやヒーターなどで部屋が乾燥しすぎると口腔乾燥が生じます。特に、口呼吸がある寝たきり患者は注意が必要です。

 

医学的なものから身の回りの環境ケアに関するものまで、口内が乾燥する理由は色々とあることが分かります。自己改善で治せるものは注意すると共に、病気が原因と思われるものは早めに医師に相談するようにしましょう。口臭はにおいの問題だけでなく、健康的な事柄も大きく関わっている可能性が高い医学的な対象となるものですので、気になる場合は早めに医院に足を運ぶようにしましょう。

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