ワキガの治療法 直視下手術法(切除法、剪除法、直視下剥離法)

直視下手術法とは、医師が直接、手術対象の部位を見ながら、自分の手で行う方法です。切除法、剪除法、直視下剥離法の3種類があります。

 

切除法

切除法は昔から行われている典型的なワキガ治療法です。

わきの毛の生えた部分の皮膚を、皮下組織まで含め全て切り取るという単純な発想の手術法です。

切除後に皮膚を縫い合わせますが、皮下組織まで取ってしまうので、当然、皮膚のツッパリ感や神経の損傷、血管の圧迫などの後遺症が残ります。

また、傷跡も大きく、1~2週間ほどは安静に入院することが必要であるなど、実施するためのリスク・コストが大変大きく現在ではほとんど行われていません。

クリニックや病院に行った際にこの手法を提案された場合は要注意です。

剪除法(せんじょほう)

皮膚までを一緒に切り取ってしまう切除法に対して、剪除法は皮膚はそのまま残し、皮下組織だけを除去する方式です、

切開した皮膚を裏返し、クーパーと呼ばれるハサミ状の器具でアポクリン腺と皮膚腺を掻き取ります。

術後に、タイオーバー法という皮膚の固定を行って、切開部分の自然な癒着を促した点が画期的でした。

現在も多くの病院で行われていますが、アポクリン腺をひとつずつ確認せず一塊にして切り取るため、まばらに残存してしまうことが問題点として報告されています。

 

直視下剥離法

直視下剥離法(ちょくしかはくりほう)とは、アポクリン腺の抽出法や切開部位、切開範囲などに技術的な改良を加えた、最新の直視下手術法です。

この方法では、アポクリン腺を掻き出すのではなく、皮膚と脂肪層とアポクリン腺を丁寧にはがしていきます。これにより、汗腺の抽出が比較的スムーズに行われ、出血も最小限に抑えれるようになりました。

また、切開部位の改良によってアポクリン腺の取り残しをなくした上、術後の傷跡もわきのシワにまぎれて目立たなくなります。

切開範囲も、患者さん1人1人の皮膚の伸びに応じて変えれるため、皮膚の伸びやすい人や痩せ型の人は切開範囲が狭くなります。

しかし、この手術法にも問題点があります。

1つ目は、手術の所要時間が最低でも1時間はかかることです。

これはアポクリン腺をていねいにはがしていくため、また術後の経過を良好にするためにも必要不可欠なことです。

2つ目は、切開口がやや大きくなることです。

術後6ヶ月もすればほとんど目立たなくなりますが、傷跡が気になる人は、術前に医師に相談しておいた方が良いでしょう。

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