ワキガの治療法 心理的療法(精神分析療法・ロゴセラピー(逆説志向))

緊張や興奮、不安、ストレスに伴う発汗やニオイは誰にでも起こるものであり、恥ずかしいことでも病気でもありません。

しかし、人前で汗をかいてしまったらどうしよう、汗をかいていることが人に知られたらどうしよう、などの不安にたえず悩まされ、生活や対人関係に支障きたすほどになると、体臭恐怖などの対人恐怖症と同様、神経症の治療を受けることが望ましいです。

次に、代表的な心理的療法を幾つかあげてみます。

 

精神分析療法

この療法の特徴は、汗やニオイという自覚的な症状よりも、本人が自覚していない無意識の衝動に注目する点です。

現在の症状を、幼児期の体験や対人関係などの生活史と関連させながら、連続性を持って考えていきます。

第2の特徴は、症状そのものが持つ、隠された意味を重視する点です。

例えば、親への反抗心が発汗という形で表現されていたと判明したケースもあります。

 

治療には、自由連想法という方法がよく行われます。

患者さんがリラックスした状態で治療者(医師、カウンセラーなど)と面談し、頭に思い浮かんだことを自由に話してもらいます。

治療者はその時の態度やしぐさ、話の内容、感情などを分析して、患者さんに伝えます。

患者さんはそれに基づいて幼児期の体験やコンプレックスを洞察し、過去の様々な記憶を思い出して、現在の感情や症状との関係について理解を深めていくのです。

この方法は、患者さんの心に潜む無意識を治療者と一緒に探して息、今まで気付かなかった本音の衝動や願望を探り、それが現在の症状に結ぶ付いていると気付かせる治療法であると言えます。

 

ロゴセラピー(逆説志向)

ロゴセラピーは逆説的な発想で緊張からの解放を目指す、いわば、開き直りの療法です。

例えば、以下のような考え方をします。

「汗をかきたくないと意識するほど緊張して、余計に汗をかいてしまう」

「ならば、いっそのことどれくらい汗をかけるか試そう」

 

効き目が怪しく思われる方法ですが、実は意外と有効で成果が上がりやすく、実際たった1回の面接で発汗が激減したケースもありました。

ただし、執着性の強いタイプの人では、開き直りの発想自体がかえって症状(汗、ニオイ)に意識を向けさせることになり、逆効果となる場合もあります。

このタイプの患者さんには、過剰な自意識を他者や社会に向けさせ、意識をより高い次元に持っていくことが大切です。

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